水回りのトラブル対応で業者に依頼し修理してもらったことが、今までに何度かあります。問題となる箇所を特定して修理してもらい、いつも通り水が使えるというのは非常に嬉しいことなのですが、実は今までで一番嬉しかったことというのがあります。
それは、トイレのトラブルでした。便器と床の間から水漏れしてしまい、私には手が付けられなくなった時のことです。最終的に業者の方は「もう便器を交換したほうがいいかもしれない」という判断をしたのですが、私は正直、お金の問題もあってあまり乗り気ではなかったのです。しかしトイレがダメとなると、生活していくうえで非常に困ります。泣く泣く私は貯金を削って、新しい便器に交換することを選びました。
ですが、いざ便器を交換し終わってから初めて用を足した時、その快適さに度肝を抜かれました。高機能便器は外出先などで使う機会が何度かありましたが、それが我が家にあるということを実感したのです。ウォシュレットはもちろん、便座も自動開閉で脱臭機能もあり、水洗レバーもリモコンで操作。その快適さといったら、とんでもなかったですね。これから毎日このトイレを自宅で使えることを実感して、なんだかとっても嬉しくなったのです。前の便器は、ウォシュレットすら無い古いタイプでしたから余計にです。そして更に驚いたのは、水道代が安くなったこと。数千円も下がったとかではないのですが、便器を替えてから確実に安くなりました。高機能なだけでなく、節水面でも優秀な便器になったためです。
確かに、便器導入にはお金がかかりました。しかし、格段に上がった快適性と、数百円ではあるものの安くなった水道代が、私に金額以上の喜びを与えてくれたのです。修理の中で交換が必要になったからこそ得られた喜びを、私は忘れないと思います。口車に乗せられたとは思っていませんが、業者さんの提案に乗ってみるのも大事なことなのかもしれませんね。